業務改善

2023.4.1

autorenew

更新日

2025.12.14

アルバイト・パートの勤怠管理を効率化するシステム|シフト機能付き5選

アルバイト・パートの勤怠管理で押さえるべき3つのポイントを整理。短時間勤務・シフト制・時給計算など、現場特有の課題と制度対応をわかりやすく解説。未払い残業・36協定対象の見落とし防止にも役立つ、実務担当者必見のガイドです。

・「アルバイトやパートスタッフの勤怠情報をエクセルに入力するのに時間がかかっている」
・「月末に店長やエリアマネージャーが遅くまで残業する羽目になっている」
・「アルバイトスタッフから、しっかりと1分単位で給与を払ってほしいと言われてしまった」

アルバイトやパートの従業員が多い職場では、勤怠管理の負担が大きくて大変というパターンが多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、アルバイトの勤怠管理やシフト管理にかかわる従業員の工数を減らしたいなら、勤怠管理システムの導入がおすすめです。

システムを導入することで、以下のようなメリットがあります。

・勤怠情報を自動で集計できる
・集計された勤怠情報をグラフなどで可視化して問題点を探せる
・給与計算システムと連携することで、勤怠情報に紐づいた賃金額を算出できる
・シフト表の作成や変更を、クリックのみで簡単に行える

本記事ではまず、アルバイトやパートの勤怠管理方法を改めて洗い出し、勤怠管理システムでどのような課題を解決できるのかを解説していきます。

後半では、アルバイト管理に最適な勤怠管理システムを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【社労士監修】
勤怠計算や勤怠管理のキホンを確認できる資料を無料配布!

  • 勤怠管理の基本的なルールの理解や実務の知識が乏しく、不安がある

  • 勤怠管理の目的など基本的なことを知りたい

  • 勤怠管理を適切に実行する上で、自社の課題も把握しておきたい

このような人事労務担当者に向けて、「ゼロから始める勤怠管理」の資料を無料で配布しています。

人事労務担当者なら知っておきたい、適切な勤怠管理の必要性や労働時間の基本ルールについて解説していますので、これから適切な勤怠管理を導入・運用しようと考えている方は、ぜひ本資料をお役立てください。

目次

アルバイトの勤怠管理で押さえておくべきポイントとは

アルバイト・パート従業員の勤怠管理も、正社員の勤怠管理と同様に労働基準法に則って管理する必要があります。一方で、アルバイトの場合は勤務日・時間が不定期でシフト勤務であったりと、正社員に比べて勤怠情報の把握が難しいという側面があります。

トラブルを避け、法律に則って勤怠管理を行うためにも、アルバイトの勤怠管理に関する以下のポイントを押さえておきましょう。

アルバイト勤怠管理3つのポイント

  • 勤怠管理の目的

  • アルバイトの勤怠管理で管理すべき項目

  • アルバイト・パートの勤怠管理に関わる法律の内容

勤怠管理の目的

勤怠管理とは、何らかの方法で従業員の出退勤時刻を記録して、企業が従業員の勤怠状況を管理することを指します。この「従業員」には、正社員だけでなくアルバイトやパートなどの非正規雇用の従業員も含まれます。

勤怠管理は以下の目的で行われるため、アルバイト・パートの勤怠管理においても以下の目的を達成する必要があります。

  1. 正確な勤怠情報を把握し、正確な賃金を支払うため

  2. 長時間労働を防止し、従業員の健康管理を行うため

  3. 有給休暇の付与や取得状況などを管理するため

  4. コンプライアンスを遵守するため

例えば正確な賃金を支払うためには、労働時間や労働日数だけでなく「時間外労働」や「深夜労働」の時間も計測する必要があります。アルバイトやパートであっても、時間外労働や深夜労働は、割増賃金の対象になるからです。

その他、勤怠管理の目的について詳細はこちらの記事もあわせて確認してください。

勤怠管理の目的とは|必要性や重要性・企業の義務を解説

アルバイトの勤怠管理で管理すべき項目

正社員・アルバイト等の非正規社員いずれの雇用形態であっても、勤怠管理において管理すべき項目は共通しています。厚生労働省のガイドラインでは、勤怠管理において以下の項目を適切に管理する必要があるとしています。

  • 労働日ごとの始業時刻・終業時刻

  • 日別の時間外労働(残業)時間数

  • 日別の休日労働時間数

  • 日別の深夜労働時間数

労働日ごとの始業時刻・終業時刻を記録する際は、必ず「休憩時間」もあわせて記録するようにしましょう。賃金の計算のためには、正確な労働時間を把握する必要があるからです。

また、「日別の時間外労働(残業)時間数」「日別の休日労働時間数」「日別の深夜労働時間数」は割増賃金の対象となるため、それぞれを分けて管理する必要があります。

アルバイト・パートの人数が多く管理が複雑になる場合は、後述の勤怠管理システムなどを使うことで、より正確に、かつ効率的に記録・集計を行い、給与を正しく計算できるようになります

各項目のさらに詳細な情報や、勤務表への記載方法についてはこちらの記事もあわせて確認してください。

勤怠管理で必須な4項目|記録方法まで具体例付きで解説

アルバイト・パートの勤怠管理に関わる法律上の注意点

以下は、アルバイト等の勤怠管理で勘違いしがちな法律上の注意点です。

  • アルバイト・パートであっても入社日から6カ月以上継続して勤務しており、出勤率が8割以上ある場合は有給休暇を与える必要がある

  • 1日8時間、1週40時間を超えた労働時間については、アルバイト等であっても割増手当(残業手当)が必要になる

  • 労働時間は1分単位で計算して賃金計算を行わないと、法律違反となる可能性がある

関連する法律をより詳しく確認したい場合は、こちらの記事をあわせて確認してください。

【チェックリスト】勤怠管理で守るべき法律|労働基準法改正にも対応

それでは次からは、アルバイトの勤怠管理を行うための具体的な方法について解説していきます。

アルバイト・パートの勤怠管理を行う3つの方法を改めて確認

アルバイトやパートなど「勤務時間が変則的な従業員」の勤怠管理には、以下の3つの方法があります。

勤怠管理方法

毎日の記入・打刻

集計作業

手書きの出勤簿

従業員が手書きで自己申告

管理者が月末などに集計

タイムレコーダー

従業員が打刻

管理者が月末などに集計

勤怠管理システム

ICカードや指紋認証、タブレットなど多様な方法で打刻

リアルタイムで自動集計(管理者の負担なし)

結論からお伝えすると、3番目の「勤怠管理システム」を使った方法が最も管理しやすく、おすすめです。

本章では改めて、各管理方法がどのようなものかを確認していきましょう。

方法1.手書きの出勤簿に記入してもらう(管理者が集計)

手書きの出勤簿を用意して、従業員に出勤時と退勤時に時間を記入してもらう方法です。

パソコンもタイムレコーダー(打刻用の機械)も必要ないため、機械の操作もいらず、気軽に導入できる勤怠管理方法です。

記入された情報を、月末などにまとめて管理者(店長やマネージャーなど)が集計します。

デメリットとして、アルバイトやパートが自己申告で記入するため、不正申告やミスが起こりやすい点があります。また、ほとんど全て手作業なので、集計などに非常に時間がかかってしまうでしょう。

また厚生労働省のガイドラインでは、勤怠管理は原則として客観的な方法で記録されるべきであることが定められています。そのため自己申告で勤怠管理をする場合は、「労働者に対して、労働時間の実態を記録し、適正に自己申告を行うことなどについて十分な説明を行うこと」等の措置をとる必要がある点に注意が必要です。

※参考:労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン|厚生労働省

方法2.タイムレコーダー打刻(管理者が月末に集計)

タイムレコーダーを設置して、アルバイトやパートの従業員に出退勤時に自分のタイムカードをタイムレコーダーに入れて時刻を印字してもらう方法です

タイムシート(記録用紙)は1カ月同じものを使用するため、一般的には月末に管理者が全員分の勤務時間をまとめて集計する必要があります。勤怠情報の集計には、以下のようなエクセルの管理表を使用すると効率的です。

テンプレート付!エクセルで勤怠管理を自動計算する方法・関数を解説

※自動集計機能が備えられているタイムレコーダーもあります。

デメリットは、タイムシートを紛失すると、それまでの出勤状況が分からなくなってしまう点です。また集計は手作業なので、月末に管理者が膨大な業務をこなさなければいけないことも多いでしょう。

方法3.勤怠管理システム(リアルタイム集計)

勤怠管理システムとは、多様な打刻方法で従業員の勤怠状況を記録できるシステムのことです。

ネットワーク(または自社サーバー)と連携させた状態で打刻をすることで、その情報がシステム内に自動で取り込まれます。勤怠状況をリアルタイムで把握でき、集計も自動で行えるため、今まで手作業で行っていた集計業務をほとんど行わなくてよくなります

※従来のタイムカードによる打刻方法だけではなく、「パソコンのブラウザやスマートフォンアプリなどからの打刻」「ICカードをかざす打刻」「顔認証や指紋認証による打刻」など、働き方や勤務場所に合った方法が選べます。

また勤怠管理システムには、勤怠管理だけではなく、勤怠に関連するバックオフィス業務全般を効率化する機能も備わっています。

▼例

  • 集計された勤怠情報をグラフなどで可視化して問題点を探せる

  • シフト表の作成や変更を、クリックのみで簡単に行える

  • 給与計算システムと連携することで、勤怠情報に紐づいた賃金を算出できる

例えばシフト管理機能を活用すると、アルバイトやパート従業員にシステムを通して出勤希望日を申請をしてもらうことで、シフトの大部分を自動で作成できます。

給与計算システムと連携させれば、勤怠情報に紐づいた賃金額を算出できるため、ミスを減らすこともできるでしょう。

このように、管理者の負担を大きく減らすことができるため、アルバイトの勤怠管理にはシステムを利用することが最もおすすめです

デメリットを挙げると、出勤簿やタイムレコーダーと比べてコストがかかる点です。アルバイト向けの勤怠管理システムは、初期費用が0~10万円程度、月額料金が1人あたり200円~500円程度かかることが多いです。

※システムごとの料金や特徴は、「アルバイト管理に最適な勤怠管理システム5選」で紹介します。

システムによっては導入に時間がかかるものもありますが、エクセルなどと連携できる製品を選ぶと、導入がスムーズに行えます。

アルバイト・パートの勤怠管理にシステムを利用するのがおすすめな理由

ここまで3つの勤怠管理の方法をお伝えしましたが、「アルバイトやパートの勤怠管理・シフト作成に時間がかかり困っている」という場合は、勤怠管理システムを導入するのがおすすめです。

勤怠管理システムの導入によりどのような課題が解決できるのかを、もう少し具体的に確認してみましょう。

勤怠管理システム導入で解決できる課題

  1. 月末にまとめて行っていた集計作業が不要になる

  2. 不正打刻が起こりづらくなる

  3. 打刻漏れやミスが起こりづらくなる

  4. シフト作成にかかる時間を削減したり、配置ミスを防いだりすることができる

  5. 従業員の働きすぎに気づくことができる

1.月末にまとめて行っていた集計作業が不要になる

出勤簿やタイムレコーダーを使って記録した情報は、月末などに管理者がまとめて集計する必要があります。

特にアルバイトやパートの人数が多い場合、全員分の勤務時間を集計する必要があるため、かなりの時間がかかるでしょう。そのため、店長やマネージャーなどの負担が大きい勤怠管理方法といえます。

一方勤怠管理システムでは、従業員が記録した勤務時間が自動でシステムに反映され、集計も自動で行われます

月末にまとめて行っていた集計作業が不要となり、その分の時間を別の業務にあてることができます。

2.不正打刻が起こりづらくなる

アルバイトやパート自身が出勤簿やタイムレコーダーに記録すると、不正打刻が起こりやすいというデメリットがあります。

例えば出勤簿の場合、本当は10時5分に出勤したのに9時55分と記入する、というような不正行為が可能です。タイムレコーダーの場合は「アルバイト仲間に自分の分も一緒に打刻してもらう」ということができてしまうでしょう。

このような不正打刻が積み重なると、人件費を無駄に多く支払わなければならなくなります。

しかし勤怠管理システムを使えば、採用する打刻方法によっては、不正打刻を防ぐことが可能です

例えば、顔認証や指紋認証を取り入れることで、本人がその場にいなければ打刻できない仕組みを作れます。

これにより「他のアルバイトに代わりに打刻してもらう」「本来の出勤時間よりも早く出勤したことにする」という不正が防げるでしょう。

3.打刻漏れやミスが起こりづらくなる

従来の勤怠管理方法では、打刻漏れやミスに気付くのが遅くなるのもデメリットです。

前述した通り、出勤簿やタイムレコーダーの集計は月末にまとめて行われるため、打刻漏れやミスがあっても「月末に初めて気が付く」ということが起こりやすいです。

例えば、シフト上では12時出勤なのに、出勤簿やタイムシート上では10時に出勤した記録があったというケースでは、その理由を後になってから確認する必要が出てきます。

しかし勤怠管理システムを利用して打刻を行っていると、打刻漏れや打刻ミスがあった場合にシステム画面やアラートで確認できます

例えば、「出勤の打刻はしているのに退勤の打刻がされていない」「出勤予定が登録されている日に打刻がない」などの場合にアラートで知らせることが可能です。

▼勤怠管理システムの管理画面例

このように、何か問題が生じた際に、すぐに状況を確認して対処できるようになります。

4.シフト作成にかかる時間を削減したり、配置ミスを防いだりすることができる

出勤簿やタイムレコーダーは「勤務時間を管理する」という目的しか満たすことができません。そのため、シフト管理を行う場合には、また別の仕組みやツールを使う必要があります

一方、勤怠管理システムなら、勤怠管理だけでなくシフト管理も同じシステム内で一元管理できることが多く、業務を大幅に効率化できます。

▼勤怠管理システム(シフト管理機能)の管理画面例

シフト管理の機能はシステムによって異なりますが、例えば以下のようなシフト管理が行えます。

・アルバイトやパートから送られた希望をもとに、自動的にシフトを作成してくれる
・曜日や時間帯ごとに必要な人員配置を登録しておくことで、自動で適切な配置をしてくれる

システムが表を作成してくれるため、「シフトに変更があった場合に一から作り直しになってしまう」といったことも防げます。

勤怠管理システムでシフト管理も行うことで、シフト上の勤務時間と打刻された勤務時間の乖離を検出できるメリットもあります。

5.従業員の働きすぎに気づくことができる

アルバイトやパートであっても、時間外労働(以下、残業時間)の上限が労働基準法で決められています。全ての従業員の残業時間は、基本的に月45時間、年360時間を超えてはならないと定められています。

出勤簿やタイムレコーダーによる勤怠管理では、リアルタイムに残業時間を集計できないため、「残業の上限時間を超えていた」「今月は残業時間が著しく多い」という事態に気づきにくい(月末に集計を行って初めて気づく)というデメリットがあります。

残業の上限時間を超えると労働基準法違反となり、罰則(6カ⽉以下の懲役または30万円以下の罰⾦)が科されるおそれがあります。また、残業時間分の割増賃金を支払わなければならないため、人件費がかさむ原因となります。

勤怠管理システムでは、記録された打刻情報をもとに、リアルタイムで残業時間も集計されます。そのため、月の残業時間がどのくらいになっているかを随時確認でき、上記のような問題を未然に防ぐことができるのです

▼勤怠管理システムの管理画面例

残業時間や深夜勤務がある場合には割増賃金が発生するため、リアルタイムで確認できれば、月の途中で残業時間の抑制対策を講じることができるでしょう。

アルバイトの勤怠管理でおすすめの打刻方法

アルバイトやパート従業員がパソコンを利用しない場合は、「ICカード打刻」が行えるシステムを利用するのがおすすめです。

ICカード打刻とは、例えば自社の社員証や交通系ICカードを、専用の機器にかざすだけで打刻ができるシステムです。ICカード内の従業員情報を読み込み、勤怠情報を記録することができます。

「タイムカードを差し込む」という方法から「カードをかざす」という方法に変わるだけなので、アルバイト・パート従業員の抵抗は少なく、またシステムに詳しくない方でも簡単に利用できます。

項目

ICカード

タイムカード

打刻方法

ICカードを専用機器やICカード読み取り機にかざす

タイムカードを打刻機器に差し込む

使える種類

交通系ICカード、社員証、おサイフケータイ、ICカード型電子マネーなど

専用のタイムカード

労働時間の集計

自動集計される

別途エクセルなどでの集計作業が必要

ランニングコスト

月額100~800円/人

タイムカード代

ただし使用するICカードに対応した打刻専用機器を用意しなければいけないこともあるので、導入する際は確認するようにしましょう。

アルバイト・パート管理に向いている勤怠管理システムの選び方

ここまでの内容から、アルバイトの勤怠管理をシステムで行うメリットについて理解できたのではないでしょうか。

しかしながら、「勤怠管理システムなら何でも良い」というわけではありません。アルバイトのように出勤時間がバラバラの従業員の勤怠を管理するためには、「アルバイトに向いている勤怠管理システム」を選ぶことが大切です

具体的には、以下の3つの要素を満たしたシステムを選ぶことがおすすめです。

勤怠管理システムを選ぶ際のポイント

  1. さまざまな勤務形態に柔軟に対応できる

  2. アルバイトを含む全従業員の勤怠管理ができる

  3. シフト管理や給与計算が行える(連携できる)

1.さまざまな勤務形態に柔軟に対応できるシステムを選ぶ

一番重要なポイントは、シフト勤務や固定勤務などさまざまな勤務形態に対応できるか、という点です。

アルバイトやパートが出勤する曜日や時間帯は、人によってかなりバラつきが出がちです。

朝3時間だけ出勤するアルバイトや土日のみ8時間働くアルバイトもいれば、正社員のように週5日で固定勤務するアルバイトもいます。

また、勤務形態によっては1回の勤務で複数回の休憩をとる場合もあるので、そのような設定を柔軟に行えるシステムを選ぶ必要があります。

2.アルバイトを含む全従業員の勤怠管理ができるシステムを選ぶ

シフト管理ができる勤怠管理システムにも、シンプルなものから高機能なシステムまでさまざまな種類があります。

アルバイトの勤怠のみを管理したいならシンプルなものでも良いですが、正社員も派遣社員もアルバイトもいる企業で全従業員の勤怠を管理したい場合は、高機能のシステムを導入して一元管理するのがおすすめです。

「アルバイトはこのシステム、社員は別のシステム」と分けてしまうと、逆に管理が複雑になりかねません。

定時制や裁量労働制、変形労働時間制の社員、時短社員など、さまざまな労働条件で働く従業員を一元管理することで、業務効率化を図ることができます。

3.シフト管理や給与計算が行える(連携できる)システムを選ぶ

先ほども解説した通り、勤怠管理システムは勤怠管理だけではなく、その他の業務も改善することができます。

ただし、他のシステムと連携できるかどうかは、製品によって異なります。そのため、機能の幅広さや連携できるシステムの種類などを確認しておくことが大切です。

※なお、現時点では細かい連携を必要としていなくても、将来的にカスタマイズが必要になることもあります。その際に既存のシステムで対応できないと、製品をリプレース(変更)しなければいけないこともあり、非常に手間やコストがかかってしまいます。そのため、システムを選ぶ際は中長期的な観点で検討することをおすすめします。

アルバイト管理に最適な勤怠管理システム5選

ここからは、先ほどの条件を満たす、アルバイトの勤怠管理におすすめの勤怠管理システムを5つ紹介していきます。

以下の比較表に打刻方法や対応規模、おすすめの企業の特徴などをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

TeamSpirit 勤怠

キンタイミライ(旧バイバイ
タイムカード)

スマレジ・
タイムカード

ジョブカン
勤怠管理

ジンジャー勤怠

打刻方法の種類

PC/スマートフォン/タブレット/ICカー/タイムレコーダー/NFCリーダー/ICカード(マイフェアカード・シール)/顔認証/セキュリティドア/PCログ

PC/スマートフォン/タブレット/ICカー/QRコード/指静脈/Windowsログオン/携帯電話+画面メモ

PC/スマートフォン/タブレット/ICカー/画面タッチ/パスコード入力/写真撮影/笑顔認証

PC/スマートフォン/タブレット/ICカー/指静脈/顔認証/チャット打刻(LINE・Slack)

PC/スマートフォン/タブレット/ICカー/チャット打刻(Slack・Chatwork)

初期費用

150,000円

要見積もり

0円

0円

要見積も

月額料金

人あたり月額400円(50ID~)
※アルバイト管理専用のプランあり

要見積もり

10人まで2,420/月~
※プランによる

1人あたり
月額200円~500円

1人あたり
月額300円〜

こんな企業に
おすすめ

アルバイト・社員の勤怠を一元管理したい企業

ホテル・旅館業、運輸・倉庫業などの
運営企業

POSレジとの連携をしたい企業

コストを抑えたい1万名以下の企業

画面も機能も
シンプルが良いという企業

※その他のTeamSpiritシリーズも含めた合計の導入社数です。

※最新の内容は、各サービスの提供会社にお問い合わせください。

それぞれのシステムをさらに詳しく解説していきます。

TeamSpirit 勤怠(TeamSpiritシリーズ)|アルバイトや社員の勤怠を一元管理できる

アルバイトだけでなく、変形労働制や裁量労働制、みなし労働制、管理監督者など多様な勤務条件で働く全従業員を一元管理したい企業におすすめなのが、TeamSpirit 勤怠です。

引用:TeamSpirit公式サイト

TeamSpirit 勤怠は勤怠管理だけでなく、給与計算システムとの連携なども行えるシステムです。有償アドオン(月額+100円)を付加することで、シフト作成・管理機能を使うこともできます。

勤怠管理とあわせてさまざまな機能を一元化することで、企業全体で効率化を図ることができます。

打刻方法
パソコン/スマートフォン/タブレット/タイムレコーダー/NFCリーダー/マイフェアカード・シール/顔認証/セキュリティドア/PCログ

アルバイトの勤怠管理におすすめの理由

  • さまざまな働き方をするアルバイト・パートに対して非常に柔軟に対応できる(100以上の勤務パターンに対応した実績あり)

  • アドオンの「シフト管理機能」を付加することで、複雑なシフト作成・管理ができるようになり、クラウド上で簡単にシフトを作成できる

  • 既存のエクセルのシフト表を取り込むことができるので、導入がスムーズ

  • アルバイトやパートだけではなく、全ての従業員の勤怠管理を行える

シフト管理機能

シフト収集・申請

シフト作成

シフト共有

シフトパターン設定


※シフトパターンはいくつでも自由に作成可能

人員の過不足判定

予実/工数管理

予算管理

外部のデータ取り込み

作成シフトの出力・印刷

例えば、「定時制・裁量労働制・管理監督者・時短・スライド・アルバイト」など様々な勤務形態がある株式会社オルトプラスでは、給与計算のために月末・月初は超過勤務があったり、繁忙期には休日出勤が必要な場合があったりと、「複数の勤務体系によって締め作業の負荷が高い」という課題がありました。

そこでTeamSpirit 勤怠を導入した結果、勤怠データ抽出や給与ソフト連携が容易になり、給与計算業務を格段に効率化することに成功しました。また、それらの複雑な勤怠情報をグラフにして可視化することで、経営戦略にも活用することができています。

※参考:TeamSpiritの導入事例(株式会社オルトプラス)

他にも、化学品の研究開発から製造・販売までを行うエボニック ジャパン株式会社では、TeamSpirit 勤怠の有償アドオン「シフト管理機能」を利用して「24時間体制で工場を安定稼働させるシフト勤務の社員」「専門性の高い研究を行う社員」などの勤怠管理を柔軟に行っています。

※参考:TeamSpiritの導入事例(エボニック ジャパン株式会社)

TeamSpirit 勤怠では、アルバイトの方や派遣社員の方向けには「勤怠のみのシンプルなプラン」を、正社員などには本来のフル機能のプランをご提供することも可能です。

TeamSpirit 勤怠がおすすめの企業

  • 正社員や派遣社員・アルバイトなど、全従業員の勤怠を一元管理したい

  • アルバイトは勤怠管理のみ、社員は他機能を含む全ての機能を導入し、費用対効果を最大化したい

  • 勤怠管理だけでなく、シフト管理や給与計算システムとの連携を行って、バックオフィス全般を効率化したい

キンタイミライ|サービス業・運輸・流通向け

引用:キンタイミライ公式サイト

キンタイミライは、ホテルやサービス業など、シフト勤務で働くアルバイトが多い業界での導入実績が豊富なクラウド勤怠管理システムです。

勤怠管理機能だけでなく、社食システム機能やシフト管理機能、生産性管理機能なども備わっているため、業務を効率化したい企業におすすめします

特に、従業員が1,000人以上の比較的大規模な企業で多く採用されています。

打刻方法
パソコン/スマートフォン/タブレット/QRコード/指静脈/Windowsログオン/携帯電話+画面メモ

シフト収集・申請

シフト作成

シフト共有

シフトパターン設定

人員の過不足判定

予実/工数管理

予算管理

外部のデータ取り込み

作成シフトの出力・印刷

※最新の内容は、各サービスの提供会社にお問い合わせください。

キンタイミライの料金は公開されておらず、見積もりが必要となります。

スマレジ・タイムカード|POSレジとの連携を見据える場合におすすめ

引用:スマレジ・タイムカード公式サイト

スマレジ・タイムカードは、クラウドPOSレジを手がける株式会社スマレジが運営している勤怠管理システムです。

POSレジの会社が母体でPOSレジとの連携もできるため、レジ業務がある飲食店や小売店、販売店などから支持されています。アルバイトの比率が高い業態で発生しがちな悩みに応じた勤怠管理を行うことができます。

打刻方法
パソコン/スマートフォン/タブレット/画面タッチ/パスコード入力/写真撮影/笑顔認証

アルバイトの勤怠管理におすすめの理由

  • 母体がレジシステムなので、アルバイトが多いサービス業で多く導入されている

  • アルバイトからシフト希望日を収集してシフトを作成できる

  • シフトに必要な人数を設定でき、その日の人員の過不足を一目で確認できる

  • 完成したシフトを簡単に従業員と共有できる

シフト収集・申請

シフト作成

シフト共有

シフトパターン設定

人員の過不足判定

予実/工数管理


※エンタープライズプランのみ対応

予算管理


※エンタープライズプランのみ対応

外部のデータ取り込み

作成シフトの出力・印刷

※最新の内容は、各サービスの提供会社にお問い合わせください。

料金は4つのプランが用意されており、勤怠管理だけでなく、人員調整、売上管理、労務管理、プロジェクト管理など、さまざまな機能を組み合わせることが可能です。

ジョブカン勤怠管理|気軽に導入できる

引用:ジョブカン勤怠管理公式サイト

ジョブカン勤怠管理は、シリーズ累計導入実績が15万社を超えており、多くの勤怠管理システムの中でもトップレベルの導入数を誇ります。

打刻方法
パソコン/スマートフォン/タブレット/指静脈/顔認証/チャット打刻(LINE・Slack)

アルバイトの勤怠管理におすすめの理由

  • シフト管理機能付きの勤怠管理システムを無料プランから導入できる(無料の場合は機能制限あり)

  • アルバイトのシフト希望をもとに、シフトを作成できる

  • 作成したシフトを、アルバイトがいつでも確認できる

  • ラインを引くような感覚で、直感的にシフトを作成できる

シフト収集・申請

シフト作成

シフト共有

シフトパターン設定

人員の過不足判定

予実/工数管理

予算管理

外部のデータ取り込み

作成シフトの出力・印刷

※最新の内容は、各サービスの提供会社にお問い合わせください。

月額費用は機能の組み合わせにより200円~500円(1人あたり)です。例えば出勤管理とシフト管理を利用する場合は月額300円、さらに休暇・申請管理、工数管理も全て利用する場合は月額500円となります。

機能制限はありますが、月額無料から導入できるため「まずはどんなものか試してみたい」「試験的に導入してみたい」という企業におすすめです。

ジンジャー勤怠|シンプルな機能や画面デザインが魅力

引用:ジンジャー勤怠公式サイト

ジンジャー勤怠は、シフト管理や休暇管理、各種申請承認、予実管理までできて、1人月額300円から利用できる勤怠管理システムです。

アルバイトからシステムを通してシフトを申請してもらうことができ、それをもとにしたシフト作成が可能です。さらに、人員が足りていない時間帯がある場合には、管理画面から他店舗にヘルプ要請を送ることができます。

打刻方法
パソコン/スマートフォン/タブレット/SlackやChatwork(チャットワーク)などを利用した打刻

アルバイトの勤怠管理におすすめの理由

  • アルバイトから希望シフトを収集して、管理表に反映できる

  • 人員不足になっている日について、他店舗にヘルプ要請をすることができる

シフト収集・申請

シフト作成

シフト共有

シフトパターン設定

人員の過不足判定

予実/工数管理

予算管理

外部のデータ取り込み

作成シフトの出力・印刷

※最新の内容は、各サービスの提供会社にお問い合わせください。

「画面デザインも機能もシンプルな勤怠管理システムを選びたい」という企業におすすめです。

シフト管理に特化したシステム3選

「シフト管理だけできればよい」という場合には、シフト管理システムがおすすめです。

シフト管理システムとは、従業員の希望を集めてシフト表を作成・修正・共有できるシステムのことです。

シフト管理に特化しているため、出勤時間・退勤時間の記録や、実働時間の把握などはできません。

以下に有名なシフト特化型のシステムを挙げているので、検討している方はぜひ参考にしてください。

シフオプ

Sync Up(シンクアップ)

SHIFTEE(シフティ)

特徴

リクルート運営
利用ユーザー8万人突破

出前館やドトールが採用
労務アラート機能付き

スタッフのスキル登録で
適切な人員配置が可能

価格(税別)

初期費用0円
月額1人あたり300円

初期費用5万円~
月額費用5万円(300人)~

初期費用0円~
月額1人あたり200円~

まずは気軽に問い合わせてみよう

ここまで紹介してきた中で気になる勤怠管理システムが見つかったら、まずは気軽に問い合わせてみることをおすすめします。

勤怠管理やシフト管理のしやすさは、外部からでは分からないことが多いからです。担当者に相談して「自社の課題を解決できるか」「将来起こり得る働き方の変化や法改正などに対応できるか」を確認してみましょう。

また、製品デモンストレーションや無料トライアルを活用することで、どのシステムが自社に最も合っているか判断できるでしょう。

なお、以下のような希望がある場合には、TeamSpirit 勤怠がおすすめです。

TeamSpirit 勤怠がおすすめの企業

  • 正社員や派遣社員・アルバイトなど、全従業員の勤怠を一元管理したい

  • アルバイトは勤怠管理のみ、社員は他機能を含む全ての機能を導入し、費用対効果を最大化したい

  • 勤怠管理だけでなく、給与計算システムとの連携や有償アドオンの「シフト管理」を組み合わせることで、アルバイト管理全般を効率化したい

まとめ|アルバイト管理に向いている勤怠管理システムを選ぼう

紙の出勤簿やタイムレコーダーといった従来の方法でアルバイトやパートの勤怠管理を行うと、社員の負担が大きいうえリアルタイムで残業時間やミスを把握しにくいなど、たくさんの課題があります。

勤怠管理システムを導入すれば、上記のような課題をクリアできます。さらにシフト管理機能付きのシステムを選べば、シフト管理まで一元化でき、社員の負担を大幅に低減することが可能です。

どの勤怠管理システムを選ぶかは、職場の規模や業務効率化したい範囲、目的によって異なります。まずはベンダー(提供元)に問い合わせて、自社に合うシステムなのかどうかを説明してもらうことをおすすめします。

アルバイトの勤怠管理におすすめの理由

  • ホテルや運輸、流通、サービス業など、シフト勤務が多い業界での導入実績が多い

  • 登録されたシフトパターンに基づいて、遅刻早退の自動判定などを行える

  • パターン化しにくい不規則な勤務に対応できる「時刻型シフト管理機能」がある

この記事をSNSで共有する

はてなブックマークに共有するX(エックス)で共有する