工数管理ツール13選比較|機能や解決できる課題・選び方
著者:チームスピリット編集部
- 工数管理ツールを導入したいが、具体的にどんなことができて何を解決できるのか分からない
- さまざまな工数管理ツールの中からどれを選べばよいのか分からない
- そもそも本当に工数管理ツールを導入すべきか分からない
このような疑問を持っている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
工数管理ツールをうまく活用すると、正確な工数情報を取得でき、その分析結果をプロジェクトの改善(赤字回避など)に活かすことができます。
しかし、現在の課題やツールの導入目的に適さない製品を選ぶと、以下のように失敗してしまうことがあります。
- 勤怠と工数が一致せず、正確な情報を得られない
- 社員がこまめに工数入力を行ってくれない
- データをうまく可視化できず、知りたい情報を得られない
そこで本記事では、まず工数管理ツールの機能を解説し、解決できる課題を紹介します。
その後ツールを選ぶ際に必ず確認すべきポイントをお伝えし、それをもとにおすすめの製品を13種類紹介します。機能や費用の比較表も用意しているので、ぜひ参考にしてください。
自社に最適な工数管理ツールをお探しの方へ
- 既存のツールでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
- 工数管理をするための工数に時間を取られないツールを使いたい
- 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい
このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや原価管理にも柔軟に対応できる工数管理ツール「チムスピ工数」が最適かもしれません。
解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。工数管理ツールの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。
「チームスピリット サービスご紹介資料」を無料ダウンロードする目次
- 工数管理ツールでできることとは?2つのメリットと機能を解説
- 工数管理にツールを使うのと使わないのでは何が違う?エクセルと比較したときのメリット
- 工数管理ツールの導入がおすすめな企業
- 工数管理ツールを導入した企業の成功事例2つ
- 工数管理ツールの選び方!製品ごとの違いと3つの比較ポイント
- 工数管理ができる13ツールの比較一覧表|特徴・コストをまとめて比較
- 【勤怠との連携機能あり】おすすめの工数管理ツール4選
- 【勤怠管理機能なし】シンプルな工数管理ツール4選
- 【プロジェクト管理特化型】プロジェクト管理に長けた工数管理ツール3選
- 工数管理もできるプラットフォーム2選
- 工数管理ツール導入の注意点
- まとめ|工数管理を効率化・可視化したいならツールを活用しよう
工数管理ツールでできることとは?2つのメリットと機能を解説
まずは工数管理ツールを使って何ができるのかを確認し、自社に本当に必要かどうかを判断していきましょう。
工数管理ツールでできることは、大きく分けて2種類あります。
工数管理ツールでできること
- 正確な工数情報を取得し、原価の把握や利益率の分析・改善に活用できる
- プロジェクトの進捗を可視化できる
以下を参考に、ツールによってどんな効果が期待できるのかを具体的にイメージしてみましょう。
できること1.正確な工数情報を取得し、原価の把握や利益率の分析・改善に活用できる
工数管理ツールには、毎日の工数入力を効率化し、取得したデータをグラフや表で分かりやすく集計する機能が備わっています。
集計されたグラフや表をもとに「誰がどの工程にどれくらいの時間を使ったのか」「それは全体の何%を占めるのか」など、さまざまな角度から分析を行えます。
工数はプロジェクト型ビジネスの原価を算出するために必要不可欠なものです。
各プロジェクト・各メンバーの工数をリアルタイムで集計できるため、システムや機能によっては、以下のように原価や利益率などをこまめに確認できるようになります。
「特定のタスクに予定以上の工数(原価)がかかっている」といったことをすぐに発見できるため、プロジェクトが赤字になってしまう前に、すぐに対処することができるようになるのです。
その他にも、プロジェクトに必要な人数やかかった時間などを正確に把握できるため、見積りの作成やリソース管理に活かすことができるでしょう。
工数管理ツールは、工数入力を行う従業員が使いやすいように、機能やUIなどに工夫が施されていることが多いです。例えば以下のような機能を活用すれば、より正確な工数情報を取得できるでしょう。
- スライダーを用いて直感的に入力できる機能
- カレンダーアプリとの連携で、工数入力をサポートできる機能
- 入力忘れがあった際にアラートを出せる機能
▼スライダーを用いた工数入力の例(チームスピリットの場合)
勤怠と工数を連携させて労働時間と工数を一致させることができる製品もあり、その場合はより正確な工数情報を得られます。
主な工数管理機能(例)
- メンバーごとの作業時間、作業内容を入力することで、工数を管理する機能
- カレンダーアプリとの連携で、工数入力をサポートする機能
- 勤怠との連携で、労働時間と工数を一致させる機能
- ワンクリックで工数データをレポート出力する機能
- 工数の入力漏れや数値の不整合があったときに、アラートで通知する機能
- 作業メンバーごとの単価を設定し、プロジェクトの原価を計算する機能
できること2.プロジェクトの進捗を可視化できる
製品やプランなどによっては、プロジェクト管理ができる機能が搭載されていることもあります。
その場合はプロジェクトにかかわるメンバーの作業ステータスを「見える化」し、プロジェクトの進行を円滑にすることが可能です。具体的には、各タスクの納期や着手日などを一覧で確認できるタスク管理機能(WBS)や、そのタスクの進捗をカレンダー形式で表したガントチャートなどです。
また、それらのデータをチームで共有することもできるため「今誰がどんな作業をしていて、プロジェクトがどこまで進んでいるのか」「これから何をすべきなのか」が一目で分かるようになります。複数のプロジェクトを同時に進めているような場合に、積極的に活用したい機能です。
主なプロジェクト進捗管理機能(例)
- ガントチャートで全体の作業進捗や納期などを「見える化」できる機能
- プロジェクトを作業単位でタスク一覧にして、納期やステータスなどを把握できるWBS機能
- プロジェクトのタスク・納期・メンバーが一目で分かるカンバンボード機能
- プロジェクトメンバーのコミュニケーションを円滑にする、チャット・コメントといった社内SNS機能
- プロジェクトに必要なファイルやマニュアルを共有できる機能
工数管理にツールを使うのと使わないのでは何が違う?エクセルと比較したときのメリット
ここまで工数管理ツールでできることを見てきましたが、Excel(エクセル)での工数管理とはどういった点が異なるのでしょうか。
両者を比較してみました。
エクセルでの工数管理 | 工数管理ツールでの工数管理 | |
---|---|---|
入力操作 |
工数入力に手間がかかる(勤怠システムやカレンダーなどを別で開く必要がある) |
プルダウン選択やスライダー入力などによってストレスなく入力できる(勤怠管理システムやカレンダーなどと連携できる) |
入力漏れ |
アラート機能がないため入力漏れが起きやすい |
入力漏れをメールで知らせるアラート機能などがある |
数値の整合性 |
労働時間と工数時間の整合性確認ができない |
勤怠管理と連携したツールなら、労働時間との整合性を確認できる |
工数の分析 |
分析しづらく、知りたい情報を得られない |
見やすい表・グラフの作成機能があり、誰が何にどれくらい時間を使っているのかなどを可視化できる |
プロジェクト管理 |
リアルタイムでの進捗確認が難しい |
リアルタイムで進捗を確認でき、赤字になる前に対処できる |
エクセルと比べたときのツールのメリットについてまとめると、以下のようになります。
- 従業員にこまめに入力してもらいやすくなり、かつミスが減るため正確な工数情報を取得しやすい
- 簡単に集計してグラフ化できるため、細かく分析してプロジェクト改善(利益率の向上)に活かせる
一方でエクセルは、細かい工数取得や分析などは行えないものの、費用がかからずすぐにでも利用できる点が大きなメリットです。
例えば以下のようなシンプルな工数管理が行えます。
①タスク名や担当者・期日・ステータスを記入する
②すると入力した内容に応じてカレンダーに色が付き、進捗が可視化される(実際にはこれらの表は一つの画面で繋がっています)
「簡単な進捗管理のみを行いたい」「個人的に工数管理を行いたい」などの場合は、まずエクセルを活用してみるのも良いでしょう。
該当する場合は以下の記事を参考にしてみてください。
工数管理をエクセルで!テンプレートや表の作成方法・使い方を紹介
工数管理ツールの導入がおすすめな企業
ここまでの内容を確認したうえで、本当に自社に工数管理ツールを導入すべきかどうかを判断してみましょう。
以下のポイントにあてはまるものがあれば、工数管理ツールを導入することで業務効率の改善や生産性の向上につながる可能性が高いです。
工数管理を導入するかどうかのチェックポイント
- 収支を把握できていないプロジェクトがある
- プロジェクトの原価や進捗が正しく把握できず、利益が低くなってしまう(もしくは赤字になってしまう)ことが多い
- 業務のボトルネックが把握できていない
- メンバーの作業ステータスを共有できておらず、急なトラブルに対応できないことが多い
- プロジェクトの見積もり作成やリソース配分を「なんとなく」で行っている
- すでにエクセル等で工数管理を行っているが、業務改善の効果が表れていない
- 社員からエクセルでの工数管理に関する不満の声が上がっている
工数管理ツールを導入した企業の成功事例2つ
ここからは工数管理ツールを導入して業務効率の改善や生産性の向上につながった実際の事例を見ていきましょう。
当社のチームスピリットシリーズを導入した、株式会社ウフルと株式会社ISパートナーズの成功事例を紹介します。
事例1.工数管理ツール導入で赤字案件が大幅に減少(株式会社ウフル)
顧客管理アプリケーションなどの導入支援を行う株式会社ウフルは、自社システムによる工数管理が不徹底であったことが原因で、収益悪化のリスクが高い状態となっていました。
そこで、プロジェクト管理の方法を根本から見直すべく、勤怠管理や工数管理、経費精算などの機能を提供する工数管理ツール(チームスピリットシリーズ)を導入しました。
ツールでの工数管理によって、原価の予実状況や着地予測を可視化できるようになり、赤字案件を大幅に減少させることに成功しました。
また、プロジェクトごとの粗利率やメンバーごとのアサイン率もチェックして「メンバーのアサイン率が低い場合には新規案件獲得に力を入れる」といったことができるようになったため、案件獲得量を計画できるようになりました。
このように、自社に適した工数管理ツールを利用することで、エクセルなどでは行えない正確な原価管理や、プロジェクト改善が可能になります。
事例2.工数管理ツールの導入で不明瞭だった工数を可視化(株式会社ISパートナーズ)
株式会社ISパートナーズは、国内最大級の美容ポータルサイト「@cosme」を運営するアイスタイルグループのひとつです。社員が100%女性であることもあり、子供の病気や習い事の送迎などによる突発的な休みや中抜けが多く、労務管理が正確にしづらい状況がありました。
そこで導入したのが、チームスピリットシリーズの勤怠管理ツールと工数管理ツールです。細かい出退社管理を共有しやすいのが導入の決め手となったそうです。
労務管理の観点から正確な管理ができるようになったことはもちろん、社員の働き方を可視化できるようになったことでさまざまな効果がありました。
同社では「部署をまたいだ適材適所で仕事をするマルチタスク」のスタイルを行っています。チムスピ工数を活用することで、8時間の勤務時間をどの部署のどのジョブに何時間使ったのか、業務配分を可視化できるようになりました。
上司との面談でも工数データを活用できるようになり、特定のジョブへの偏りや不明瞭だった時間の使い方を見直せるようになった効果を感じているそうです。
※参考:株式会社ISパートナーズ 導入事例|チームスピリット
工数管理ツールの選び方!製品ごとの違いと3つの比較ポイント
続いては、工数管理ツールの選び方を解説します。
工数管理ツールには製品によって違いがあるため、以下のようなポイントに基づいて比較検討するのがおすすめです。
工数管理ツールを選ぶ際のポイント
- 工数管理と勤怠管理を連携させられるか
- 工数入力を行いやすく、従業員に毎日使ってもらえそうか
- プロジェクトの改善に活かせそうか
それぞれ解説していきます。
製品比較のポイント1.工数管理と勤怠管理を連携させられるか
前述のとおり、工数管理ツールには、勤怠管理システムと連携できるものがあります。
本来、各工数の合計時間と労働時間は一致するはずです。しかし勤怠と工数を別々に入力していると正確な作業時間を入力することが難しくなり、労働時間と工数の不整合が起こりやすくなります。
勤怠管理と工数管理を連動させられる工数管理ツールであれば、そういった不整合がなくなり、より正確な工数情報を取得することができるでしょう。
「労働時間と工数の時間が一致しない(または一致させる作業に時間がかかっている)」という場合は、工数と勤怠を連携させられるツールを選ぶのがおすすめです。
ただし、勤怠管理機能を持つシステムでも「どこまで自社の働き方に対応できるか」は必ず確認しておきましょう。例えば「リモートワーク(テレワーク)での中抜けに対応できない」「フレックスタイム制に対応できない」といったことはよくあります。すると勤怠情報を手作業で修正しなければいけないので、勤怠と工数をスムーズに整合させることが難しくなってしまいます。
勤怠と工数の連動を重視する方は、以下の記事を参考にしてみてください。
工数管理もできる勤怠管理システム5選|機能やメリット・おすすめ比較
製品比較のポイント2.工数入力を行いやすく、従業員に毎日使ってもらえそうか
工数入力のしやすさは、工数管理ツールを社内に定着させられるかどうかにつながります。
工数管理ツールの入力画面は製品ごとに個性があるので、Webサイトや資料から得られる情報だけではなく、製品トライアルやデモを活用して、実際の操作感を確かめたうえで製品を選びましょう。
操作性を確認する際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 直感的な操作ができるか:スライダー入力など、簡単に操作できるか
- 使いやすいUI:実際に操作する従業員が使いやすいと感じるUIになっているか
- 複数デバイス対応:スマートフォンやタブレットなど、パソコン以外のデバイスから入力できるか
- カレンダー連携:カレンダーなどと連携し、かつ工数入力を同じ画面上で行えるか
工数入力においては次のような問題がよく起こります。
・カレンダーと連携しているものの、参照するには別々の画面を行ったり来たりしなければならず不便
・入力がしづらい結果、毎日こまめに入力する習慣がつかない
これにより、正確な工数情報が得られないということが発生します。そのため、ストレスなく入力できるかをよく確認しておくことが大切です。
また、「入力忘れがあった際にアラートを出せる機能」など、工数入力を習慣化するためにどのような工夫が施されているかも確認すると良いでしょう。
製品の比較ポイント3.プロジェクトの改善に活かせそうか
工数管理ツールは従業員にとっての使いやすさだけでなく、プロジェクトマネージャーがプロジェクトの管理・分析をしやすいかどうかも重要です。そのために、以下のポイントも確認しましょう。
- レポート機能の使いやすさ:レポート機能が使いやすく、分析に活かせるか。
- アラート機能の充実度:納期遅れを通知するなどのアラート機能が充実しているか。
- 複数プロジェクトの管理:複数のプロジェクトを管理しやすい操作画面になっているか。
- 予実管理機能:自社にとって必要な管理機能(予実管理など)が過不足なくそろっているか。
エクセルと比較して、工数管理ツールは管理・分析がリアルタイムで簡単に行える点がメリットです。プロジェクトの課題を解決し、利益を向上ができるよう、各機能や使用感を確かめてみてください。
課題 | 課題解決におすすめのプロジェクト管理機能 |
---|---|
チームのプロジェクト進捗を共有したい場合 |
ガントチャート機能 |
タスクごとに共有管理をしたい場合 |
タスク管理機能 |
プロジェクトごとの収支を正確に把握したい場合 |
プロジェクト原価管理機能 |
複数のプロジェクトを一元管理したい場合 |
複数のプロジェクト管理に対応した機能 |
プロジェクトメンバーの認識をあわせ、コミュニケーションを円滑にしたい場合 |
社内SNS機能 |
プロジェクトの収支管理については「プロジェクト収支管理とは?ツールの選び方やエクセル管理のコツを解説」、複数プロジェクトを一元管理する方法は「プロジェクト型ビジネスとは|進め方や課題、管理のポイント」にてそれぞれ詳しく解説しています。あわせてこちらもご覧ください。
工数管理ができる13ツールの比較一覧表|特徴・コストをまとめて比較
製品比較のポイントを踏まえて、おすすめできる工数管理ツールを
- 勤怠管理と連携できる4製品
- 工数管理のみに特化した4製品
- プロジェクト管理に長けた工数管理ツール3製品
- 工数管理もできるプラットフォーム2製品
の4タイプ(合計13製品)に分けて紹介します。
工数管理ツールは「オンプレミス型」と「クラウド型」に大別できますが、現在は、ネットワークで利用できるクラウド(SaaS)型の製品が主流です。クラウド(SaaS)型の製品はシステムを自社で保有する必要がなく、費用を大幅に削減できるメリットがあります。
▼勤怠管理と連携できるクラウド型工数管理ツール
チムスピ工数 | クラウドERP ZAC | |||
---|---|---|---|---|
特徴 | 工数入力を習慣化し、あらゆる角度から分析できる | 経費などの関連コストを紐づけられる | カレンダー画面UIを使った直感的な入力ができる | ドラッグ&ドロップによる簡単入力 |
初期費用 | 150,000円 | 100,000円~ | 0円 | 要見積り |
月額費用 | 1ユーザー300円 | 要見積り | 1ユーザー600円~2,400円 | 要見積り |
おすすめの企業 | 正確な工数管理やプロジェクト改善を行いたい企業 | 多様な選択肢から自社で必要な機能をカスタマイズしたい企業 | freee人事労務で勤怠管理をしている企業 | 簡単操作で工数入力とプロジェクト管理を行いたい企業 |
▼勤怠管理は行えないクラウド型工数管理ツール
TimeCrowd | Pace | Backlog | Jooto | |
---|---|---|---|---|
特徴 | Chrome拡張機能を使って、文字入力なしで工数入力 | 日報に入力した情報が自動で工数に反映 | 使いやすさを考えたプロジェクト管理機能 | プロジェクト横断機能で全タスク・進捗管理が可能 |
初期費用 |
要見積もり |
0円 | 0円 | 要見積り |
月額費用 |
要見積もり |
1メンバーあたり550円 |
17,600円~82,500円(ユーザー数無制限) |
1ユーザーあたり417円~980円 |
おすすめの企業 | メンバーのタスクを「見える化」したい企業 | 日報入力と工数入力を一本化したい企業 | シンプルながらも多機能なプロジェクト管理ツールを探している企業 | カンバン方式でプロジェクト管理をしたい企業 |
▼プロジェクト管理に長けた工数管理ツール
特徴 |
Excelと同じ見た目で直感的に使える |
直感性に優れたUIにより、プロジェクトの進捗管理が容易に行える |
シンプルなツールでありながら、タスク管理・工数管理に必要な機能は網羅されている |
---|---|---|---|
初期費用 |
要見積もり |
要見積もり |
無料 |
月額費用 |
1ユーザーあたり1,530~3,890円 ※ENTERPRISEプランは要相談 |
1ユーザーあたり0円~2,100円 |
1ユーザーあたり0円~980円 |
おすすめの企業 |
カスタマイズ性の高いダッシュボードで、自社の特性にフィットした工数管理を実現したい企業 |
UI・機能の利便性が高く、使いやすさに長けたツールを使いたい企業 |
タスク管理、工数管理さえできれば十分で、費用を抑えたい企業 |
※最新の情報は、各サービスの提供会社へお問い合わせください。
また、工数管理ツールとは異なりますが、アプリなどを組み込むことで工数管理を行えるプラットフォームについても紹介します。
▼工数管理も可能なプラットフォーム
特徴 |
カードを利用してタスクを細かく管理できる |
700種類以上のアプリを組み込むことで効率化が図れる |
---|---|---|
初期費用 |
要見積もり |
無料 |
月額費用 |
月額5~17.50ドル |
1ユーザーあたり599円~1,874円 |
おすすめの企業 |
既存のツールをカスタマイズして柔軟に使用したい企業 |
ツールの導入数をなるべく減らしたい企業 |
※最新の情報は、各サービスの提供会社へお問い合わせください。
「勤怠管理と連携できる工数管理ツール」を検討している企業は、自社の働き方に合わせて柔軟な勤怠管理ができるかどうかを必ず確認しましょう。Webサイトや資料だけでは分からないことも多いため、いくつかの製品に目星をつけたら、まずは一度ベンダーに相談してみるのがおすすめです。
それでは、それぞれのツールを紹介していきます。
【勤怠との連携機能あり】おすすめの工数管理ツール4選
- 労働時間との整合がとれる、正確な数値を集計したい
- 工数管理を、プロジェクトごとの原価計算などに活かしたい
- 工数入力の手間をできる限り少なくしたい
- 勤怠管理についても、労働時間を正しく取得できないなどの課題がある
このようなポイントに当てはまる場合は、勤怠との連携機能がある工数管理ツールを検討してみましょう。
おすすめの工数管理ツール4選
- チムスピ工数(チームスピリット)
- クラウドERP ZAC
- freee(フリー)プロジェクト管理
- クラウドログ
操作の特徴や機能などの違いから、おすすめできる企業は少しずつ異なります。以下で紹介する各情報を比較して、自社に合う製品を探してみましょう。
おすすめ1.チームスピリット(チムスピ工数、チムスピ勤怠)
特徴や主な機能 |
など |
---|---|
初期費用 |
150,000円 |
月額費用 |
チムスピMixで「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」を導入した場合 1ユーザーあたり600円~(50ライセンスから利用可能) |
おすすめの企業 |
|
チムスピ工数は、導入企業数1,800社以上・ユーザー数50万以上(2023年2月末時点)の実績がある、チームスピリットシリーズの工数管理ツールです。
同シリーズのチムスピ勤怠と連携させることで、工数と勤怠を整合させることができ、より正確な工数管理が行えます。
工数の入力方法には以下のようなものがあります。
- スライダーを横に動かすだけで直感的に工数を入力する
- 勤怠管理機能で取得した労働時間の範囲内で、各タスクやプロジェクトに使った時間の割合を指定して入力する
- OutlookカレンダーやGoogleカレンダーを同一画面に映し、見比べながら入力する
例えば、1日の労働時間が8時間15分だった場合に、40%をプロジェクトAに、60%をプロジェクトBに、といった形で指定することで自動で労働時間を算出し、簡単に工数入力を行えます。
▼工数情報の入力画面
このように、なるべく工数入力が負担にならないような工夫が施されているため、日々の入力を習慣化することができ、より正確な工数情報を取得できます。
また、取得した工数情報は、Salesforce(セールスフォース)を基盤とした分かりやすいダッシュボードで分析することができます。「誰が何にどれだけの時間を使っているか」はもちろんのこと、その他にも「トップパフォーマーはどのように時間を使っているのか」など、さまざまな切り口で分析することも可能です。
▼工数情報の表示
さらにアドオンを追加することで、プロジェクト管理も行うことができます。「高い利益率でプロジェクトをこなしているのは誰か」などが分析できるため、利益率の改善にも役立ちます。
以上を踏まえると、チムスピ工数は「勤怠情報と連動した正確な工数情報を取得して、プロジェクト分析に活用したい」「あらゆる角度から分析を行い、プロジェクトの利益率を上げたい(赤字をなくしたい)」という企業におすすめです。
自社に最適な勤怠管理システムをお探しの方へ
- 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
- 工数管理をするための工数に時間を取られないツールを使いたい
- 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい
このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや原価管理にも柔軟に対応できる工数管理システム「チムスピ工数」が最適かもしれません。
解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。工数管理システムの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。
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おすすめ2.クラウドERP ZAC
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
100,000円~ |
月額費用 |
要見積り |
おすすめの企業 |
|
システム業や広告業、コンサルティング業などといった、プロジェクト型ビジネスに特化した工数管理ツールです。必要な機能を組み合わせることで、業種に合わせたソリューションを実現できます。
タイムリーな損益管理や利益予測など、プロジェクト業務が抱えるさまざまな課題を解決できるシステムです。
おすすめ3.freee工数管理
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
1ユーザーあたり600円~2,400円 |
おすすめの企業 |
|
freee工数管理は、freee会計をはじめとしたfreeeシリーズのうち「工数管理」に特化したシステムです。シンプルな機能と操作性が最大の特徴で、ストレスなく工数入力するための見やすいUIが強みと言えます。
初めて工数管理を実施する場合や、工数管理以外の機能は不要だと考えている場合にもおすすめです。
おすすめ4.クラウドログ(CrowdLog)
特徴や主な機能 |
|
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初期費用 |
要見積り |
月額費用 |
要見積り |
おすすめの企業 |
|
分かりやすくシンプルなUIながらもガントチャートやタスク管理といった基本的なプロジェクト管理機能がそろっており、幅広い企業での導入実績があるツールです。
工数管理、勤怠管理、プロジェクト管理を一つのシステムで完結させ、メンバー・マネージャー双方が働きやすい環境を提供できるツールになっています。
【勤怠管理機能なし】シンプルな工数管理ツール4選
続いては、勤怠管理システムとの連携機能を持たない、シンプルな工数管理ツールを紹介します。
シンプルな工数管理ツール4選
- TimeCrowd(タイムクラウド)
- Pace(ペース)
- Backlog(バックログ)
- Jooto(ジョートー)
おすすめ1.TimeCrowd
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
要見積もり |
月額費用 |
要見積もり |
おすすめの企業 |
※個人での利用にもおすすめです。 |
「タスクごとの時間計測」に特化した、シンプルな工数管理ツールです。「誰が何にどれぐらい時間をかけているか」をリアルタイムで確認できます。
Chromeの拡張機能を使ってTrello(トレロ)などのビジネス管理ソフトと連携できたり、SlackやGoogleカレンダー連携で記録したタスクを表示させたりと、他のサービスとの連携にも優れています。
パーソナルプランは無料なので、個人の場合は費用をかけずに始めることができます。
おすすめ2.Pace
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
1メンバーあたり550円 |
おすすめの企業 |
|
日報入力により工数管理を行える、他にはないスタイルの工数管理ツールです。「メンバーの時間単価と案件の情報を登録する」「日報で作業時間や内容を登録する」というシンプルな工程で、工数を管理できます。
工数の内容をプロジェクトのボトルネック改善に役立てることができる、多角的な分析・集計機能も搭載されています。
おすすめ3.Backlog
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
17,600円~82,500円(ユーザー数無制限) |
おすすめの企業 |
|
Backlogは、プロジェクトやチームのタスクを分かりやすく管理する機能に優れています。コストの計算よりも、プロジェクト管理に特化したツールです。
プロジェクトに使う資料やタスク、メンバー間のやりとりの履歴などを一元管理できるため、チームの円滑なコミュニケーションを実現することができます。
おすすめ4.Jooto
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
要相談 |
月額費用 |
1ユーザーあたり417円~980円 |
おすすめの企業 |
※個人での利用にもおすすめです。 |
Jootoはふせん感覚で使える、直感的なカンバン方式のタスク・プロジェクト管理ツールです。一目でプロジェクトに必要なタスクや納期を把握でき、「誰が見ても分かりやすいプロジェクト管理」ができる点を強みとしています。
全てのタスク機能を使えば、複数プロジェクトを管理している場合も作業の抜け漏れを防ぐことができます。
【プロジェクト管理特化型】プロジェクト管理に長けた工数管理ツール3選
工数管理ツールの中には、プロジェクト管理に長けたツールもあります。プロジェクト管理に特化したツールの中から、厳選した3つを紹介します。
プロジェクト管理に長けた工数管理ツール3選
- monday.com
- Lychee Redmine
- タイムデザイナー
おすすめ1.monday.com
引用:monday.com
特徴や主な機能 |
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初期費用 |
要見積もり |
月額費用 |
1ユーザーあたり1,530~3,890円 ※ENTERPRISEプランは要相談 |
おすすめの企業 |
|
monday.com は、プロジェクトの細やかなタスクからビジネスの全体像まで、わかりやすく整理・可視化できることに長けた、プロジェクト管理・工数管理ツールです。
用途に応じてさまざまな種類のタスク管理ボードが用意されており、カスタマイズ性も高いため、プロジェクトごとにダッシュボードを最適化可能です。
その他、各タスクに費やしている時間を個人・チーム単位で可視化できたり、多種多様な外部ツールに連携していたりするなどの強みもあります。
柔軟にプロジェクト管理を行いたい企業におすすめです。
おすすめ2.Lychee Redmine
特徴や主な機能 |
|
---|---|
初期費用 |
要見積もり |
月額費用 |
クラウド版:1ユーザーあたり0円~2,100円 オンプレミス版:1ユーザーあたり800円~2,300円 |
おすすめの企業 |
|
Lychee Redmineは、使いやすさに秀でたガントチャートを存分に活用できるプロジェクト管理・工数管理ツールです。
進捗管理機能では、ガントチャートを使ってプロジェクトの全体像を可視化でき、チーム全員で進捗状況を共有できるため、プロジェクト管理を円滑に行えます。WBSやスケジュール、課題管理、バグ管理などの情報をエクセルからLychee Redmineにスムーズに移行できる点も強みです。
その他にも、工数管理や予算管理、レポート作成など、プロジェクト管理に必要な機能が網羅的に盛り込まれているツールです。
コストパフォーマンスの優れたプロジェクト管理ツールを導入したい企業におすすめです。
おすすめ3.タイムデザイナー
引用:タイムデザイナー
特徴や主な機能 |
|
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初期費用 |
無料 |
月額費用 |
1ユーザーあたり0円~980円 |
おすすめの企業 |
※個人での利用にもおすすめです。 |
タイムデザイナーは、タスク管理ツールと工数管理ツールがシームレスに統合されたプロジェクト管理ツールです
タスク管理・工数管理に特化したシンプルなツールであるため、多機能型のツールに比べて費用が安く、操作性もシンプルです。それでいて、タスク管理・工数管理に必要な機能は揃えており、タスクの作業時間記録や、ダッシュボードを通じたチームの作業状況・工数・プロジェクトの進捗把握、グラフ付きの工数レポート作成ができます。
比較的シンプルなツールなので、小規模なプロジェクト管理を行いたい企業におすすめといえます。
工数管理もできるプラットフォーム2選
本記事の主旨とは少しズレますが、工数管理もできるプラットフォームとして、「Trello(トレロ)」と「Microsoft Teams」についても補足的に紹介します。
いずれも「工数管理ツール」としてリリースされているものではなく、アプリ追加や使い方を工夫することで「工数管理もできるようになる」というサービスになります。
既にこれらのプラットフォームを使っている企業や、工数管理だけでなくさまざまな機能を一元管理するプラットフォームを探しているという方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめ1.Trello(トレロ)
引用:Trello公式サイト
Trello(トレロ)は無料でも使えるタスク管理ツールです。
Trelloでは、プロジェクトごとに「ボード」と呼ばれるスペースを作成します。タスクは「カード」に登録し、カードをボードに並べることでタスク管理するツールです。カードのテンプレートもありますが、カスタマイズが可能となっています。
Trelloを使用する際に「Agile SCRUM for Trello Board」というGooglechromeの拡張機能を入れることで、工数管理もできるようになります。
特徴や主な機能 |
|
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初期費用 |
要問い合わせ |
月額費用 |
月額5~17.50ドル |
おすすめの企業 |
※個人での利用にもおすすめです。 |
おすすめ2.Microsoft Teams
Microsoft Teamsはオンライン会議やビデオ会議用ツールです。ビデオ会議の他ワークフローの管理も行え、チームでの業務にも使えるツールです。
Microsoft社がリリースしている情報追跡アプリ「Lists」を使うと、作業の進捗管理が可能となります。さらにタスク管理アプリの「Microsoft Planner」を使うことで、合わせてタスク管理ができます。
特徴や主な機能 |
700種類以上のアプリを組み込むことで効率化が図れる |
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初期費用 |
無料 |
月額費用 |
1ユーザーあたり599円~1,874円 ※無料プランあり |
おすすめの企業 |
※個人での利用にもおすすめです。 |
工数管理もできるプラットフォームは、既にこれらのプラットフォームを使っている企業や、一つのプラットフォームでさまざまな業務を一元管理したい企業におすすめの選択肢です。
「工数管理できるツールを新たに導入したい」「既にある工数管理ツールをリプレイスしたい」のような場合には、プラットフォームではなく工数管理に特化したツールの導入をおすすめします。
工数管理ツール導入の注意点
せっかく工数管理ツールを導入しても、社内から「入力が手間」「正確な数値を把握できず無駄」といったマイナスの意見が出てしまうことがあります。
工数管理ツールを社内にスムーズに浸透させるために、導入の前には以下のような問題点や課題が残ることのないよう十分に注意しましょう。
問題点 |
課題 |
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勤怠管理・スケジュール・工数管理をバラバラのツールで運用 |
結局工数入力の負担が軽減されていない |
工数管理の目的を従業員に説明しないまま運用 |
社員が工数の入力に消極的になってしまう |
このような問題点や課題を解決するためには、できる限り重複入力が不要になるツールを選ぶことと、工数管理の目的や活用方法を従業員に周知することが重要です。
工数管理でよくある問題点や、その対処法を確認するには「工数管理は意味がないと感じる理由|やめた時の弊害と解決策」もあわせてご覧ください。
まとめ|工数管理を効率化・可視化したいならツールを活用しよう
工数管理ツールには、工数入力を習慣化し、プロジェクト改善(赤字回避)に活かすための機能が搭載されています。
ただし工数管理ツールは製品ごとにさまざまな特色があるため、以下のポイントに着目して自社に合った製品を選ぶことが重要です。
- 勤怠と工数をまとめて管理できるか
- 工数入力を行いやすく、従業員に毎日使ってもらえそうか
- プロジェクトの改善に活かせそうか
「勤怠と連動させて正確な工数情報を取得し、プロジェクト分析に活用したい」「あらゆる角度から分析を行い、プロジェクトの利益率を上げたい(赤字をなくしたい)」といった企業は、ぜひチムスピ工数をご検討ください。
自社に最適な工数管理ツールをお探しの方へ
- 既存のツールでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
- 工数管理をするための工数に時間を取られないツールを使いたい
- 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい
このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや原価管理にも柔軟に対応できる工数管理ツール「チムスピ工数」が最適かもしれません。
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