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システムの活用

工数と紐づけできる勤怠管理システム5選|機能やメリット・おすすめ比較

著者:チームスピリット編集部

工数と勤怠の情報が一致していないと、正確な工数管理ができず、プロジェクトの原価計算などを正しく行えません。

  • 正確な工数を取得するため、勤怠管理と工数管理を同一システムで行いたい
  • 工数管理システムを利用しているものの、勤怠とは別のシステム上に入力しているため、お互いの整合性がとれていない

このような理由で、工数管理付きの勤怠管理システムを探している方も多いのではないでしょうか。

前提として、従業員の1日の「工数」を合計した時間は、その日の「勤務時間」と一致していなければいけません。会社にいる以上は何らかの業務を行っているはずであり、通常は作業時間の合計がその日の勤務時間にあたるからです。

勤怠管理と工数管理を一元化できるシステムを使うと、以下のようなメリットがあります。

  • 勤怠と工数を同一画面で見比べながら入力できる
  • 勤怠と工数を整合させやすくなる仕組みにより、不一致を事前に防げる
  • 従業員の入力負担を軽減し、工数管理を習慣化できる

本記事ではより具体的に、工数と勤怠の両方の管理機能を備えたシステムについて解説し、おすすめの製品を紹介していきます。

自社に最適な「勤怠×工数」管理システムをお探しの方へ

  • 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
  • 就業規則の変更や法改正に都度対応できるシステムを利用したい
  • 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい
  • プロジェクト型ビジネスにも対応しているシステムを探している

このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや法改正にも柔軟に対応できる管理システム「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」が最適かもしれません。

解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。勤怠管理システムの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。

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工数機能を備えた勤怠管理システムのおすすめ5選

工数機能を備えた勤怠管理システムの良さや選び方を詳しく説明する前に、まずは工数管理機能付き勤怠管理システムのおすすめ製品を5つ厳選して紹介します。

チムスピシリーズ(チムスピ勤怠、チムスピ工数)

就業役者

CC-BizMate

AKASHI

ジョブカン勤怠管理

工数管理の特徴

勤務実績と一致した正確な工数情報を取得でき、工数の入力方法が豊富 勤務時間とプロジェクトの合計時間との差分チェック機能がある 勤怠情報をチェックしながら工数入力できる 業務の作業量や進捗をグラフで「見える化」できる 画面上で勤務時間と作業時間を照合しながら工数入力できる

勤怠管理の特徴

テレワークやフレックスタイム制など、100以上の勤務パターンに対応 就業規則に合わせた柔軟なカスタマイズが可能 企業の勤務形態に合わせた豊富なアドオン シンプルで使いやすいインターフェース 多様な打刻方法から選べ、働き方改革関連法にも対応

初期費用

150,000円

0円

250,000円~

0円

0円

月額費用(工数機能を使う場合)

チムスピMixで「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」を導入した場合
1人月額600円~

要見積り

50ユーザーまで月額15,000円~

1人月額400円

1人月額300円~500円

※最新の情報は各提供会社へお問い合わせください。初期費用や月額費用は、プラン内容によって異なることがあります。

ここからそれぞれの製品についてポイントを絞って紹介していくので、いくつかの製品に目星を付けてみましょう。目星を付けたあとは各製品のベンダーに相談し、自社の課題が解決できるかを話し合った上で製品を決定することをおすすめします。

おすすめ①チムスピシリーズ(チムスピ勤怠、チムスピ工数)

teamspirit-2.png

引用:チームスピリット公式サイト

主な機能

勤怠管理(100以上の勤務パターンに対応実績あり)
工数管理
経費精算
電子稟議・ワークフロー
社内SNS
ダッシュボード機能
レポート機能
カレンダー連携
日報機能

初期費用

150,000円

工数管理機能を利用する場合の月額費用

1人月額600円~(50ライセンスから利用可能)

※パッケージプラン「チムスピMix」で「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」を導入した場合

工数管理機能の特徴

  • 勤怠登録した勤務時間の範囲内で、各タスクやプロジェクトに使った作業時間の割合を指定して入力できる
  • 勤怠と工数が整合していないことが一目で分かるアラートを出せる
  • 勤怠と工数が整合していないと申請できない設定を行える
  • スライダーを調整するだけで直感的に工数を入力できる
  • Microsoft 365の予定表もしくは、Google Workspaceのカレンダーを自動連携して工数入力が行える(※)
  • プロジェクトの赤字化を事前に察知してアラートを出せる
  • TeamSpirit Leaders(チームスピリットリーダーズ)を追加すれば、複数プロジェクトの予実管理やリアルタイムでの原価管理などの高度なプロジェクト管理を行える

(※)Microsoft 365、Google Workspaceのご利用にあたっては、別途各社との契約が必要です。

チムスピシリーズは、中小企業から大企業まで幅広い導入実績があるクラウド(SaaS)型のサービスです。

企業の課題やニーズに応じて「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」「チムスピ経費」の機能を組み合わせた導入が可能です。

「チムスピ勤怠」と「チムスピ工数」の2つをセットで使うことで、勤怠と工数を同一システム(同一画面内)で入力することができます。勤怠と工数が整合するような仕組み、機能が豊富に備わっているため、詳細を見ていきましょう。

▼勤怠時間の範囲内で、各タスクやプロジェクトに使った時間の割合を指定して入力できる

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チムスピシリーズでは、上記のような形で、勤怠時間をもとに工数入力を行えます。例えば、その日の稼働割合がプロジェクトA、B、Cで30%ずつ、社内MTGで10%だった場合は、その割合で按分することができます。30%ずつの工数を振り分けた後、「残りの工数を全て社内MTGに按分する」といったことも可能です。複数のプロジェクトを管理している場合は、このような按分機能を活用することで、より簡単に、正確な工数を入力することができます。

▼勤怠と工数が整合していないことが一目で分かるアラートを出せる

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上記画像の、4日(火)と5日(水)は、勤怠に対して工数が一致していないため、赤色で「!」が表示されています。このように、どの日が勤怠と工数が不一致を起こしているのかを一目で確認し、修正することができます。

▼勤怠と工数が整合していないと申請に出せない設定

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さらに、勤怠と工数が整合していない場合は、そもそも申請に出せないよう設定することも可能です。この機能によって、「人事担当者のもとにデータが送られてくる時には、全従業員の勤怠と工数が一致している」という状態を実現することができます。

工数機能を備えた勤怠管理システムとして、以下のような要望がある企業には特におすすめです。

  • 勤怠と工数の不一致をなくしたい
  • 工数入力を習慣化して、正確な工数管理をしたい
  • 原価や利益を正確に把握し、利益率を上げたい
  • 就業規則が複雑で、そもそも勤怠管理を適切に行えるかどうかに不安がある

※なおチムスピ勤怠は、100以上の勤務パターンに対応しているため、多様な働き方を採用する企業であっても就業規則に合った勤怠管理を行えます。

自社に最適な勤怠管理システムをお探しの方へ

  • 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
  • 就業規則の変更や法改正に都度対応できるシステムを利用したい
  • 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい

このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや法改正にも柔軟に対応できる勤怠管理システム「チムスピ勤怠」が最適かもしれません。

解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。勤怠管理システムの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。

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おすすめ②就業役者

syugyoyakusya.png

引用:就業役者公式サイト

主な機能

打刻
シフト登録
勤怠集計
給与連携
休暇管理
ワークフロー
作業管理(工数管理)

初期費用

0円(オンプレミス版は有料)

工数管理機能を利用する場合の月額費用

要見積り

工数管理機能の特徴

  • 勤務時間とプロジェクトの合計時間との差分チェック機能がある
  • スマートフォン入力に対応している
  • 作業ごとに打刻ボタンを押すことで工数入力できる機能がある
  • 「期間」「顧客」「担当者」などの単位で工数実績を集計できる

就業役者は、フレックスタイム制度や時短制度などの多様な働き方に対応した、工数管理機能付き勤怠管理システムです。日々の打刻とともに工数を入力できるようになっており、工数入力を習慣化させやすい設計になっています。

給与システムとの連携も可能で、シフト登録機能や各種集計機能、休暇管理機能も備えています。有償でのカスタマイズも行っており、自社の勤務形態に合った勤怠管理・工数管理ができるシステムです。

おすすめ③CC-BizMate

CC.BizMate.png

引用:CC-BizMate公式サイト

主な機能

打刻管理(他システム連携)
勤怠管理(実績集計、休暇管理、ToDo/アラート、残業管理)
工数管理/おしごと内容分析(工数入力、工数集計)

初期費用

250,000円~

工数管理機能を利用する場合の月額費用

月額15,000円(50ユーザーまで)〜
※勤怠管理機能が月額10,000円、工数管理/おしごと内容分析機能が月額5,000円



追加IDは1ユーザーあたり月額300円
※勤怠管理機能は1ユーザーあたり月額200円、工数管理/おしごと内容分析機能は1ユーザーあたり月額100円

工数管理機能の特徴

  • 前日のプロジェクト内容をコピーして登録できる
  • 「作業時間」「担当者」などの単位で工数実績を集計でき、CSVデータで出力できる

CC-BizMateは、36協定対策につながる豊富な残業予測アラート機能を搭載した勤怠管理システムです。月額費用が安価であるにもかかわらず、勤怠管理と工数管理に必要な基本機能が揃っています。

企業に合ったアドオンを開発してもらえるため、使い勝手が良い製品にカスタマイズできる点も魅力です。

おすすめ④AKASHI

AKASHI.png

引用:AKASHI 公式サイト

主な機能

勤怠管理
テレワーク管理
年休管理
労働時間把握
シフト管理
工数管理
福利厚生ポイント管理
各種申請・承認 など

初期費用

0円(初期設定サポートオプションを利用する場合:50,000円~)

工数管理機能を利用する場合の月額費用

1人あたり月額400円

工数管理機能の特徴

  • 予め管理者が登録したプロジェクトやタスクからプルダウンで選択して工数を登録する
  • 作業時間・金額をグラフで分かりやすく表示できる
  • 工数の想定時間と実績との比較をグラフで視覚的に分かりやすく表示できる
  • 工数の集計値をCSV出力できる

AKASHIは、誰でも簡単に操作できるシンプルなインターフェースに定評のある勤怠管理システムです。他システムとの連携機能が充実しており、SlackやChatWork(チャットワーク)を利用した打刻機能も搭載しています。他にもテレワーク中の従業員をリアルタイムで管理できる「テレワーク機能」があるため、在宅勤務を選択する従業員が多い企業の勤怠・工数管理におすすめです。

おすすめ⑤ジョブカン勤怠管理

jobukan.png

引用:ジョブカン勤怠管理公式サイト

主な機能

出勤管理
シフト管理
休暇の申請管理
スマートフォン対応
工数管理
自動集計
超過労働対策
外国語表示
医療機関特化

初期費用

0円

工数管理機能を利用する場合の月額費用

1人あたり月額300円~500円

工数管理機能の特徴

  • 工数と勤務時間に差分があった場合、差分の時間をアラートで表示してくれる
  • 工数登録の基本ルールを設定して入力を簡素化する、工数簡単入力機能がある
  • 「期間」「グループ」「スタッフ種別」「担当者」などの項目で工数を集計し、CSVデータで出力できる
  • スマートフォンなどからのモバイル入力に対応している

ジョブカン勤怠管理は、自社に必要な機能を組み合わせて使えるシンプルな勤怠管理システムです。シリーズ累計20万社(※)の導入実績があり、多くの企業で導入されている勤怠管理システムを選びたい企業におすすめです。

※2023年10月時点

工数機能を備えた勤怠管理システムを使うことで解決できる課題

それでは具体的に、工数管理と勤怠管理を一つのシステムで行うと、どのような課題を解決できるのかを見ていきましょう。

できること1.工数と勤怠を整合させ、より正確な原価を算出できる

▼よくある課題

勤怠と工数が別々のシステムで入力しているため、両者の整合性が取れず原価管理が正しく行えない

「勤怠は勤怠管理システムで」「工数は自社独自の工数管理ツールで」といった形で、別々のシステムを利用していると、正確な工数や原価を算出できないケースが多いです。

例えば、3つのプロジェクトを進行させている従業員が工数管理を行う場合を考えてみます。正確な工数を取得するためには、1分単位で勤務時間を計算し、かつ各プロジェクトに何時間何分使ったのかを計算したうえで、工数を入力しなければいけません。これでは工数を正確に算出できませんし、日々細かな計算を行うのは現実的ではないでしょう。

このような場合に活躍するのが、勤怠と工数を同一画面で入力できるシステムです。以下のような機能が備わっているため、細かく手間のかかる計算を行わなくても済むようになります。

  • 勤怠時間を参照しながら工数を入力する
  • カレンダーアプリを同一画面上で開き、それを参照して工数を入力する
  • 稼働時間をもとに工数を按分する

▼カレンダーアプリを参照しながら工数入力を行うイメージ

calendar_mm.png

▼稼働時間をもとに工数を按分するイメージ

workinghour_mm.png

これらの機能によって、勤怠と工数を整合させ、正確な原価管理が行えるようになります。

できること2.さまざまな角度からプロジェクトの分析・改善が行える

▼よくある課題

  • 工数管理を適切に行えていないため、赤字プロジェクトが発生してしまっている
  • 工数を取得しても、集計や分析に手間がかかりデータを有効に活用できない

工数管理と勤怠管理を行えるシステムの多くは、取得した工数データを自動で集計しグラフ化できる機能を備えています

勤怠と整合したデータを使ってスピーディーに工数管理が行え、ボトルネックの特定やその改善、見積もり作成の際の精度向上に役立ちます。

これらを実現する機能は以下のとおりです。

  1. プロジェクトにかかっている工数をリアルタイムで可視化できる機能
  2. 工数に関する情報をさまざまな視点からグラフ化・レポート化できるダッシュボード機能
  3. 予実が合わない(赤字が発生してしまいそうな)場合にアラートを出せる機能
  4. 工数情報と経費精算情報を紐づけて集計する機能
  5. 工数の入力内容を日報として共有する機能

例えば以下のような表をもとに、目標原価と実際にかかっている原価を見比べ、プロジェクトが正常に進行しているかどうかを判断することができます。

mm_jisseki.png

できること3.システムの導入や運用にかかるコストを抑えられる

▼よくある課題

有料の勤怠管理システムと工数管理ツールとを別々に採用する場合、それぞれで初期費用がかかり、導入に伴う手間も2倍かかる

工数機能付き勤怠管理システムなら、勤怠管理システム分の初期費用しかかからないため、2つのシステムを同時運用するよりも初期費用を抑えられる可能性が高くなります。

以下は、勤怠管理機能がない工数管理システムの例です。これに加えて勤怠管理システムも別で導入するとなれば、初期費用や月額費用、導入に伴う手間が2倍近く発生してしまいます(もちろん、「プロジェクトの進捗管理のみを徹底して行いたい」などの場合は、以下のシステムの方がコストパフォーマンスが高くなるでしょう)。

TimeCrowd

Pace

Backlog

Jooto

特徴

Chrome拡張機能を使って、文字入力なしで工数入力

日報に入力した情報が自動で工数に反映

使いやすさを考えたプロジェクト管理機能

プロジェクト横断機能で全タスク・進捗管理が可能

初期費用

110,000円~

※ライトプランは無料

0円

0円

要見積り

月額費用

1ユーザーあたり550円~880円

※エンタープライズプランは要相談

1メンバーあたり550円

17,600円~82,500円(ユーザー数無制限)

※エンタープライズプランは要相談

1ユーザーあたり417円~980円

※ユーザー数4名までの無料プランあり

※大企業向けプランは要相談

おすすめの企業

メンバーのタスクを「見える化」したい企業

日報入力と工数入力を一本化したい企業

シンプルながらも多機能なプロジェクト管理ツールを探している企業

カンバン方式でプロジェクト管理をしたい企業

※クラウド型の勤怠管理システムの費用相場は、初期費用が0円~20万円程度、月額費用が1名あたり100円~800円程度です。

工数機能付き勤怠管理システムを導入すれば、コストを抑えることができ、さらに2つの機能を1つのシステムでまかなえるため業務の効率性も高まります。

さらにサポートを利用する場合やメンテナンスが必要になった場合など、導入後のシステム管理も行いやすくなります。別々のシステムを利用する場合と比べて、社員への教育コストが少なく済む点もメリットです。

工数機能を備えた勤怠管理システムの導入事例

工数管理の課題を解決するために、「工数管理機能付き勤怠管理システム」を導入した企業の事例を紹介します。

「合同会社DMM.com」の事例(業種:IT、インターネット事業)

導入前に抱えていた課題

導入後の成果

  • 勤怠と工数を別々で管理していたが、双方のデータの整合性がとれていなかった
  • 2つのシステムを扱うことで、従業員が入力を負担に感じていた
  • 勤務時間と整合性の取れた工数情報を取得できるようになった
  • 勤怠と工数の入力や承認の状況をまとめて管理できるようになり、作業効率が上がった
  • 締め日のタイミングで、すぐに必要な工数データを揃えられるようになった

なお、同社には従業員の勤務体系が90種類近くありますが、このような複雑な組織であってもシステムで柔軟に勤怠管理を行うことができています。勤怠が正しく管理できているという前提があるからこそ、工数を紐づけ正確なデータを得ることができるようになりました。

※参考:スピーディーに変化し続ける組織で、約2,300名の従業員が多種多様なプロジェクトに参画。正確なプロジェクト工数管理を実現すべくチームスピリットを選択

「株式会社イシダテック」の事例(業種:製造・メーカー)

導入前に抱えていた課題

導入後に解決できた課題

  • 工数の管理項目が多く、また当初は紙を使った管理をしていたため、担当者の負担が非常に大きかった
  • システムに入力した工数情報をPDFでしか出力できず、データとして活用するのが難しかった
  • 勤怠・工数・経費が連動するため、プロジェクトの原価計算や費用対効果などがダッシュボードで細かく閲覧できるようになった
  • それまでは紙による作業記録を1日30分程度かけて基幹システムに打ち込んでいたが、その時間がゼロとなり、年間約100時間の工数削減につながった

同社では勤怠管理と工数管理だけではなく、経費精算も同一システムで行い、プロジェクトの原価計算や費用対効果を分析できるようになりました。

※参考:「チームスピリット」の活用で年間106時間の効率化を実現!イシダテックがアナログ管理を脱却し、バックオフィスDXに成功した理由

「東京ガスiネット株式会社」の事例(業種:IT・インターネット、システム開発)

導入前に抱えていた課題

導入後の成果

  • 勤怠と工数システムが連携しておらず、二重入力や不整合が発生していた
  • 月締め時まで労働時間を把握できず、生産性や過重労働ケアが後手になっていた
  • 勤怠管理業務が紙ベースで、負荷が高く、内容の不備や間違いが多発していた
  • 勤怠と整合のとれた工数を簡単に把握できるようになった
  • 電子化・自動化により、月締め作業が大幅に削減できた
  • 電子稟議の活用により、テレワークにもスムーズに対応できた

同社では、直感的に操作できるシステムのおかげで、勤怠管理と工数管理両方における課題を解決することができました。

※参考:社員のパフォーマンスを引き出す「多様で柔軟な働き方」と、法令・36協定に則った「正確な労務管理」を実現

工数機能を備えた勤怠管理システムを使うのがおすすめの企業

以下に当てはまる企業は、工数機能を備えた勤怠管理システムを使って両者を一元管理するのがおすすめです。

工数機能を備えた勤怠管理システムがおすすめの企業

  • 現状はエクセルや専用ツールによる工数管理をしているが、正確な工数が取得できておらずプロジェクトの原価計算が曖昧である
  • 管理者が工数と勤務時間の整合性チェックを行っており、手間がかかっている
  • 従業員が月末などに、まとめて工数入力をしてしまっている
  • 工数管理を、人材育成や人事評価などにも幅広く活用したい
  • ソフトウェア開発業などで、税務リスク回避のために原価を正確に把握しておく必要がある

工数機能を備えた勤怠管理システムの選び方

工数管理機能付きの勤怠管理システムを選ぶ際は、次の4つのポイントをチェックすると自社に合った製品を選べる可能性が高くなります。

勤怠管理システムの選び方4つのポイント

  1. 自社の就業規則に合った勤怠管理ができるか
  2. 工数管理の手間を現状より削減できるか
  3. 工数管理の目的に対して最適な機能が搭載されているか
  4. 費用は適切か

それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。

自社の就業規則に合った勤怠管理ができるか

システムを選ぶ際は自社の就業規則や勤務形態に合った勤怠管理が行えるかをチェックしましょう。前述のとおり勤務時間と工数は一致する必要があるため、前提として勤務時間を正確に記録できていないと、工数との整合性がとれなくなってしまうからです。

例えば自社で以下のような就業規則を採用している場合、システムで対応できるかを事前に確認しましょう。

  • 所定労働時間を7時間や6時間など、法定労働時間よりも短く設定している
  • リモートワーク(テレワーク)中、複数回の中抜けを許可している
  • フレックスタイム制度の清算期間を3ヶ月以内にしている
  • 部署や従業員によってフレックスのコアタイムが異なる など

このような就業規則には、一部の勤怠管理システムでは対応できない可能性があります。

設定項目が多数用意されている製品や柔軟にカスタマイズできる製品であれば、上述のような就業規則にも対応できる可能性が高いです。細かな仕様の違いは製品サイト上には記載されていないことが多いため、各社に相談して確認しましょう。

工数管理の手間を現状より削減できるか

システムを導入することで本当に手間が減るのか、従来の管理方法と比べてどのくらいの手間削減になるのかを必ずチェックしておきましょう。可能な限り複数の製品を実際に使って比較し、入力の工程が少なくて済むシステムを選ぶことが大切です。

以下のポイントをチェックすることで、工数入力の手間を大幅に削減できる製品を選べるようになります。

  • プルダウン選択やスライダー入力など、最小限の文字入力で工数入力できるか
  • システムが自動で勤務時間と工数の合計時間を一致させてくれるか
  • Googleカレンダーなどのスケジュールアプリを使っている場合は、システムと連携できるか
  • スマートフォン入力に対応しているか

無料デモや比較サイトを利用して、実際の操作感やユーザーによる評価を確認してから製品を選ぶことも重要です。工数は基本的に毎日入力することになるため、日々の入力が苦にならないシステムを選ぶようにしましょう。

工数管理の目的に対して最適な機能が搭載されているか

そもそもなぜ自社で工数管理を行っているのか、工数管理によって何を実現したいのかを明確にした上で製品を選ぶことが大切です。

工数管理の目的

目的を実現するためのチェックポイント

プロジェクトの原価(労務費)の把握や利益率の改善

  • 従業員が工数入力を習慣化できるか
  • プロジェクトの原価管理を行えるか

プロジェクトの進捗管理

  • 複数プロジェクトを同時登録できるか
  • ガントチャートなど、プロジェクトの進捗を分かりやすくする機能があるか

人事評価・人材育成への活用

  • 多角的な視点で工数分析ができるか
  • 自分自身やチームメンバーの工数実績を閲覧できる機能があるか

オプションで機能を取捨選択できるケースもあるので、確認してみましょう。

費用と機能のバランスは適切か

機能だけではなく、費用が適切かどうかも確認することも大切です。

ただし、各プラン内にどのような機能が含まれているのかは製品によって大きく異なり、製品サイトの情報だけで正確な費用を把握するのは困難です。そのため、ある程度目星を付けたら、ベンダーに相談して見積もりをもらった上で複数製品を比較することが重要です。

また複数製品を比較する際は、異なる価格帯のものを比較検討したほうが自社に最適な製品を選べる可能性が高くなります。例えば低価格帯の製品だけを検討していると、前述の「自社の就業規則に合った勤怠管理ができるか」という条件を満たせないケースもあるからです。

本当に自社の働き方に合わせて課題を解決できるのかという点と費用とのバランスを鑑みて、自社の要望に合ったシステムを選びましょう。

まとめ|工数と勤怠はシステムを使って同時に管理しよう

工数管理と勤怠管理を一つのシステムで行うと、同一画面上で工数と勤怠を同時に扱うことができ、カレンダー連携が可能になるなどのメリットがあります。それにより工数入力の手間を大きく軽減でき、従業員が日々の工数入力を習慣化しやすくなります。

その結果、勤務時間と一致した正しい工数情報を取得できるようになり、原価の把握や利益率の改善が見込めます。

システムを選ぶ際は、以下のようなポイントを確認し、自社に最適な製品を選ぶことが重要です。

  • 自社の就業規則に合った勤怠管理ができるか
  • 工数管理の手間を現状より削減できるか
  • 工数管理の目的に対して最適な機能が搭載されているか
  • 費用は適切か

自社に最適な「勤怠×工数」管理システムをお探しの方へ

  • 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
  • 就業規則の変更や法改正に都度対応できるシステムを利用したい
  • 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい
  • プロジェクト型ビジネスにも対応しているシステムを探している

このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや法改正にも柔軟に対応できる管理システム「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」が最適かもしれません。

解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。勤怠管理システムの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。

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