リモートワークを実現するための3つのポイント!<セミナーレポート>

リモートワークを実現するための3つのポイント!<セミナーレポート>

 今回は2019年5月24日にチームスピリットが主催した「リモートワーク」セミナーのレポートをお届けします!

リモートワーク(テレワーク)制度を導入する企業は年々増えており、政府も具体的な数値目標を掲げて普及を図っています。普及活動の一例として挙げられるのが、2017 年から実施されている、7月24日の全国一斉「テレワーク・デイズ」です。2020年のこの日は東京オリンピック開会式が予定されています。ロンドンオリンピックでは、企業の約8割かテレワークや休暇取得などの対応を行い交通混雑緩和に成功したこともあり、日本でも東京オリンピックの開催をきっかけにリモートワークを定着させようというのが政府の意図のようです。

今後、間違いなく「リモートワーク」は人々の働き方の主要な選択肢となるでしょう。では、どうすれば実現できるのでしょうか。
今回のセミナーでは、株式会社チームスピリット 代表取締役社長 荻島浩司氏、株式会社Junify co-founder CSO 安武弘晃氏、株式会社NEWONE 代表取締役社長 上林周平氏の3名が登壇し、それぞれの立場からリモートワークを成功に導くポイントについて語りました。

Seminor20190524_001.jpg 荻島氏によるオープニングトークでは、チームスピリットが実施したリモートワークに関するアンケートについて紹介がありました。
約200社の回答のうち、一部の社員を対象にリモートワークを実施しているという企業が45%。その多くが導入効果を実感しており、「社員の生産性・モチベーションが向上した」、「多様な人材を獲得できる」などのメリットがあったと回答したそうです。リモートワークが企業の最重要課題である「生産性の向上」や「人材獲得」にいかに大きく貢献しているかがよくわかります。
一方でリモートワークに踏み切れない企業が主な理由として挙げたのが、「労務管理の煩雑さ」、「情報セキュリティへの不安」、「コミュニケーションの低下」など。この3点をクリアすることが、リモートワーク成功のポイントとなりそうです。ということで、今回のセミナーではこの3点を中心に、ソリューションが紹介されました。

リモートワーク成功のポイント1:
クラウドサービスの活用で相互に信頼できる労務管理を実現する
株式会社チームスピリット 代表取締役社長 荻島 浩司

荻島氏は、リモートワークの実現にあたってはもちろん、組織全体の生産性を高めるためにも、これまでと異なる視点で労務管理を行うことが重要だと指摘しました。最大のポイントは「成果を時間で評価する慣習から抜け出す」ことです。

Seminor20190524_002.jpg働き方改革関連法案の施行により、残業時間の上限が法的に規制されるようになりました。従来のように長く働くことで成果を増やす方法は、生産性を低下させるだけではなく、法律違反にもなります。企業にとっては、従業員の労働時間を厳密に管理したうえで、時間に縛られない多様な働き方を提供し、組織全体の生産性を向上させなくてはならないという、難しい時代に突入しているのかもしれません。

これらの課題を解決するためにチームスピリットが提案するのが、「働き方の見える化」です。チームスピリットは勤怠管理経費精算工数管理電子りん議カレンダー社内SNSを一体かしたクラウドサービス「TeamSpirit」を提供しています。「TeamSpirit」では、始業・終業時間、休憩時間、残業時間の記録だけではなく、勤務時間中に、どこでどのプロジェクトの仕事を何時間行ったかを記録し、日々の行動を分析することができます。もちろんモバイル対応もしており、どこからでもアクセス可能です。

労務管理の基本は、労働時間を正確に記録すること。しかし時間を記録し、給与計算をして終わりにしては意味がありません。一人ひとりの働き方や時間の使い方を分析し、生産性の向上につなげることが何よりも重要です。「生産性」とは一言で言えば、労働時間に対する成果です。働き方改革という名目で、単純に労働時間を減らしたら成果もマイナスになってしまいます。無駄な時間を減らし、成果につなげるためにはどうすべきか。働き方を見える化し、成果を見えるようにすること。それが企業と従業員の信頼感を醸成し、リモートワークを成功へと導く一歩になると荻島氏は語りました。

リモートワーク成功のポイント2:
最先端の働き方とセキュリティ
Junify Co-Founder & Chief Strategy Officer 安武 弘晃氏

続いて安武氏は、新しい働き方を実現するためには、「情報セキュリティ」についての固定観念を変えていく必要があると語りました。

「新しい働き方」とは、好きな時間に好きな場所で働く、好きなデバイスを使用する、情報を積極的に共有する、社内外問わず色々な人とコラボレーションしながら働くことです。最近では個人所有の端末を使用して仕事をしたり、SNSやチャットサービスで時間や場所を問わずに仕事の連絡を取りあったりする企業が増えている印象です。特にスタートアップ企業では、仕事とプライベートの境目なく働いている人も多いのではないでしょうか。

しかしそこで問題になるのが「情報セキュリティ」です。好きな時間に好きな場所から個人のスマートフォンで社内の重要な情報にアクセスできるのは便利ですが、情報漏えいは絶対に避けなければなりません。かといって情報を守るために、外部からは簡単にアクセスできない環境を作ろうとすればセキュリティコストもかかりますし、社員の生産性も低下します。

「重要なのはセキュリティに対する視点を変えること」だと安武氏は語ります。これまでは、大切なものが保管されている場所に外部から簡単に入れないように守ることが「セキュリティ」の基本的な考え方でした。しかし、あらゆる情報がデジタル化している今、一箇所を厳重に守ることの意味は失われつつあります。

安武氏は新しい働き方を実現するためのセキュリティのポイントとして、次の3つを挙げました。
1.クラウドサービスを活用する
2.情報にアクセスする人を特定する(鍵の管理)
3.モニタリングをする

新しいセキュリティ管理の最初の一歩は、守るべき情報を全てデジタル化することです。情報を手軽にかつ安全に利用できるクラウド環境に保管し、必要な人だけが必要な情報のみにアクセスできるように管理し、しっかりと監視する。意識を変えることさえできれば、これを実現することはそこまでハードルが高いことではない、と安武氏は語ります。

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Junify社では、スマートフォンで個人を特定し、アプリでオンにした時のみ社内情報へのアクセスを可能にするという新たなセキュリティプラットフォームを提供しています。勤務中の通信をモニタリングできるほか、GPSデータを元に会社の情報にアクセスできる場所を制限することもできます。オフにすれば一切の機能が無効になるため、個人のプライバシーが侵害されることはありません。
セキュリティの不安を解消し、公私の切り分けを明確にするためにも、Junifyのように、新たな視点で設計されたセキュリティプラットフォームをうまく活用することも重要ではないでしょうか。

リモートワーク成功のポイント3:
リモートワーク実施に向けた成果でマネジメントするための意識改革
株式会社NEWONE 代表取締役社長 上林 周平様

 続いて登壇した上林氏は、効果的なリモートワークを実現するために必要な意識改革について語ってくれました。上林氏が代表を務めるNEWONE社は、生産性向上やエンゲージメント向上のための管理職育成や研修などのサービスを提供しています。

リモートワークでは「仕事をする=会社にいる」ではなく、「仕事をする=成果を出す」という意識が必要です。一人ひとりが自律して働くことができなければ、リモートワークは成り立ちません。ではそのために、マネジメント層は何をすれば良いのでしょうか。

上林氏は、以下の3点を挙げました。
・最終成果に対して注力すべきことを明確化する。
・上記を達成するために、どんな仕事をするかを明確化する。
・一人ひとりが注力すべきことをできるように後押しする。

いざリモートワーク制度が導入されると、部下にどんな仕事をさせるかを決めることが意外と難しいかもしれません。リモートワークのために新たな仕事を作り出すようでは本末転倒になってしまいます。あくまでも企業が最終的に求める成果を出すための仕事を、リモートという手段で実現できるように考えなくてはなりません。そのためにはリモートワークでは働いた時間ではなく成果で評価されるということ、なぜその仕事をするのか、どのようなアウトプットが必要なのかについて、上司と部下の間でしっかりと共通認識を持っていることが必要不可欠です。

上林氏は「リモートワークというと『仕事』を渡すことに意識がいってしまいますが、部下の自律的な行動を生み出すためには、期待する『役割』を渡すことが重要。『仕事を振る』のではなく、『期待を伝える』ことを意識してコミュニケーションしてほしい」と語ります。

Seminor20190524_004.jpg最後に上林氏は、「エンゲージメント」という言葉について解説をしてくれました。企業と従業員が信頼し合い、貢献し合うこと、仕事に対するポジティブで充実した心理状態を持つことが企業の収益性を高めるそうです。社員のエンゲージメントを高めるためにも、マネジメント層は、一人ひとりが自律的に意思決定できるような空気感を意識して作っていくことが大切なのかもしれません。

今回の3名の話で共通しているのは、「可視化すること」の重要性です。特にお互いの姿が見えないリモートワークでは、誰がどこで何をしているかが、何のためにどんな仕事をしているのかを意識して可視化しなくてはなりません。様々な情報が組織の中でオープンになっていること、その上でしっかりとコミュニケーションをとれる環境を作ることが成功の鍵になりそうです。従業員の生産性とモチベーションを向上し、多様な人材を集めることに大きく貢献する「リモートワーク」。クラウドサービスをうまく活用し、積極的に挑戦していく姿勢が、企業の競争力につながっていくことを実感しました。



Junify
https://www.junify.jp/

株式会社NEWONE
https://new-one.co.jp/

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